第3章 好きになったら……
ちらりと横目で画面の表示を確認したクロの表情が変わった。
へぇと面白そうな顔をする。
腰を私の口元で揺らしながら、電話を取る。
「どうした……あ? 今? ちょっといいこと。つかお前、居残り練習終わったのか」
バレー部の後輩?
「へぇ、すげぇじゃん、それがホントなら」
カリをちゅうっと吸い上げると、クロの太ももの筋肉がぴくんと震えた。
「……く…、っ」
眉根を寄せたクロが私を見下ろしてる。
すっと伸びた指が、よだれでべたついた唇を撫でる。
もっと奉仕しろ、と命令するみたいに。
「おいリエーフ、お前今、暇?」
リエーフ。
あだ名?
「ちょい面白い体験させてやるから、今から来いよ……っておまえ今どこにいんの?……あ、じゃすぐだ、その駅の逆側に行って……」
ここまでの道順。
ここに、だれか連れてくるつもりだ……
やだ、そんなの。
「……だから面白いことだって……お前絶対好きだって。つか、俺に感謝するって、マジで。……おお、わかった、じゃあな」
誰?
誰がくるの?
いやだ……
きゅっと唇をすぼめながら、裏筋を舌で舐めあげる。
「バカっ……放せ………っ」
髪をつかまれ、引き離される。
「ぁっ……ん……っ!」
強引に引きはがされたけど、一瞬遅かった。
すごい勢いで、白い液が顔にかかる。
熱い……
呆然と目の前のクロを見つめる。
「バカ、やりすぎだっての……」
私の頬についた滴を自分の着てるシャツで拭い取りながら、もう片方の手が、私の濡れたアソコに触れる。
「やっぱりもうぐっしょりじゃん」
「……だって」
指先が、割れ目を割り開いて、奥の突起を刺激する。
「アッ……ァ……」
「ここ、どうして欲しい?」
淡々とした声。
「ほら、どうして欲しい? 言ってみて」
「……入れて……、ナカに入れて……」
「何を?」
「コ、レ……」
目の前にある、まだ硬い若いオスに触れる。
「これ、ってなに?」
「……お、……ちん……」
にやりとクロの口が嗤う。
「まあ、ちょっと待ってろ。俺より長くてデカいチンポ、たっぷり味あわせてやるから」
「……っ!?」