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【R18】【ハイキュー!!】 セックスフレンド

第3章 好きになったら……



ブルル。

バッグの中のスマホが震えた。

『マジで連絡とりたいんだけど』

クロだ。

なんてことないメッセージ。

でも、クロの苛立ちが画面から伝わってくる。

木兎と会ったあの日から、2週間。

ずっとクロからの連絡を無視してる。

自分の気持ちに収拾がつかなくなって、どういう顔してクロに会えばいいのか、わからない。

何を話せばいいのか。

……今まで、どうやってクロと話してたんだろう。

スマホをバッグに入れながら、マンションの外階段を上る。

3階って、中途半端だ。

エレベーターを待つほどじゃない。

でも、疲れているときは、登るのがつらい。

最近、ゼミとかサークルとかで忙しいのもあったけど、それ以上に精神的に疲れてる。

重い足を引きずるように角部屋の自分の部屋まで歩く。

俯けていた視線の隙間に、スニーカーが映った。

「……クロ」

ドアに寄りかかって、クロがじっとこっちを睨んでる。

「メールなんで無視すんだよ」

「……無視なんて、そんなのしてないし」

「ウソつけ。今、俺が送ったの、無視しただろ」

「後で返信しようって……」

「2週間無視しまくって、今更言い訳?」


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