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レッテル 2

第6章 挨拶参り


「ぶっ潰す!!」

「上等!!」

お互いの額が触れた。
目が睨み合っている。
まるで、火花が散っているように。

「警察を呼ぶぞ!!」

突然、教師が叫んだ。
担任の平部先生だ。

「……チッ―――覚えてろよ。」

高嶋は唸るように言うと背を向けて歩いていった。

「秋本、大丈夫か?」

平部先生が彼に尋ねる。

「……たいしたことねーよ。」

誠也君はそう呟くと此方を向いた。

「………ごめん。」

小さく彼が呟く。

「ううんッ―――」

バサッ――

彼に抱きついて小さく泣いた。


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