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レッテル 2

第1章 絶望の宴



黒ずくめの男達の腕から銃が落ちていく。
ヘリコプターがその場から引き返して逃げるように飛んでいった。

「どこいくんだ!!これじゃ約束が―――。」

花村がうつ伏せで手を伸ばしている。

「オッサン達、意外と命中率あるやんけ。ホンマ腰抜かすわ、色んな意味で。」

「誰がオッサンじゃッ!!おどれもドタマに撃ち込んだろか!?ぁあッ!?」

その時、入り口で騒がしく誰かが揉めていた。
加藤と善司だ。

「俺はオッサンに見えるのか?」

それに畠中もいる。
先程の乾いた銃声は三人によるものらしい。

「畠中、よくやった。」

「いえ、間に合ってよかったです。」

「そろそろ――」

「ワシ等無視かい!!」

「あぁ、オマケもよくやった。」

「誰がオマケじゃ(や)!!」

善司と加藤の声が重なった。



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