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レッテル 2

第5章 悪魔の微笑み



「マジで意味わかんねぇ……。」

警察署を出た頃。
空では星達が自己主張していた。
そんな空を眺めながら、ゆっくりと歩いていく。

「誠也君。」

愛しい声がした。
ふと、そちらへ目を向ける。

「良かった。」

大好きな人が笑って立っている。
俺も口許が緩みそうになる。

「補導とかダサすぎよ誠也ちゃーん。」

のを堪えた。
ムカつく声がしたから。
門の影から出てくる紫の髪。
そして、黒、金、パンチパーマ、ハゲ。
それから、桜の後ろから見える足。

「はぁ……。」

俺は溜め息を吐いた。





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