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レッテル 2

第21章 感情


「……変な女。」

声が聞こえてきた。
平さんだ。

「笑ったり、怒ったり、悲しい顔したり……わけわかんねぇ。」

そう言った、平さんがコーヒーを口に含んだ。

「あなただって分からない事だらけ…。」

「……そうだな、自分でも分からねぇぐれーにな。」

彼が微かに笑っている。

「…薬物のせい?」

「…わからねぇ、だけど思い出したくねぇ事はたくさんある。」

再び、平さんがコーヒーを飲んだ。

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