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レッテル 2
第21章 感情
昨日雨が降ったせいか地面が濡れている。
太陽の照りも弱いため、なかなか乾かない。
なんて清治にはどうでもよかった。
最近覚えた道。
誠也のお下がりの服を着た清治は、煙草のフィルターをへし折る。
くわえて先端に火をつければユラユラと煙が上がった。
「付き合うって…本当めんどくせぇな。」
たぶん自分には縁のないことだ。
と、煙を口から吐き出した。
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