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レッテル 2
第21章 感情
同じ頃。
「秋本さんが…死んだ。」
目の前の光景に、清治は思わず呟いた。
知っているものなら馴れた光景。
でもそれに免疫がなく、ましてや恋愛に疎い清治には理由がわからなかった。
ベッドの上で死んだように動かなくなった誠也が、何故そうなったのか。
でも、呼吸はしているようだから死んではいない。
――つーか、部屋暗ぇ。
「……飯買ってくる。」
なんだか居づらくなった清治は部屋を出ていく。
返事はなかった。
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