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レッテル 2
第19章 君、金と薬に溺れていくことなかれ
彼女が口を聞いてくれなかった。
それだけではない。
風呂場で黙って何かを洗っている。
よくは見えないが、下着のように感じた。
どうして下着を洗う必要があるのか?
バカな俺は変な方向にしか考えられない。
"学校にいるときに何かあったのではないか。"
レ●プとか。
いや、普通にそんなことあったら、俺の耳に入ってこない訳がない。
――バカか俺。
顔を隠すようにタオルで頭を拭いた。
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