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レッテル 2

第18章 自己流“彼女の扱い方”



午後十二時。

楽しい楽しい昼飯の時間。

教室にハルと翔とタケとネコがやって来る。
いつもの事だから言うべきじゃないかも知れないが、なんで猫が来るんだよ。
潤んだ瞳のせいで追い出しづらい。

それにだれもその事には触れない。


馴れすぎだろ。


と思いながら開く弁当の袋。
中には小さな手紙が入ってた。


"ごめんね"


書かれていたのはただその一言。
じんわりと何かが込み上げてくる。

「なにそれ?」

皆が俺を見ている。

「なんでもねーよ。」

そっとポケットにしまった。

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