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レッテル 2
第17章 逆々襲
進藤も余計な事をしたものだ。
清治は前を歩くカップルを前に溜め息を吐いた。
怒るに戸惑う誠也。
端から見たら、近より難いふたりだ。
――好き同士なら仲良くすればいいのに。
誰かと付き合ったこと、ましてや誰かを好きになったことのない彼は、どう対処していいのか分からない。
"触らぬ神に祟りなし"
そう言うけども、こうしょっちゅう喧嘩されては関わらないわけにはいかない。
「あのさ…。」
清治が小さく口を開く。
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