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レッテル 2

第16章 外れる鎖



あれからどれ程時間が経っただろうか。
おさまらない怒りは、いまだに俺の中で暴れている。

ギュッと拳を握る。

バカみたいな橋田の挑発。
の事を悪く言った事が許せない。
あと、道具のような扱い。

――テメェの大事な女バカにされて平気でいれるかよ。

そう思いながらゆっくりと立ち上がった。

今から俺がすることは、無意味な事かもしれない。
むしろ、現状は悪化すると思う。


だけど、このまま大人しくするわけにはいかない。


ドアの前まで来た俺は、手を振り上げた。


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