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レッテル 2
第15章 疑いと手枷
「さっさと開けろやクソ豚ァッ!!」
ガンッガンッガンッ―――
拳で殴る扉。
「自分で出てみろ。」
橋田は笑いながら遠退いていく。
小窓を開けたまま。
「テメェ、出たらぶっ殺してやっからなッ!!肉ミンチにしてやらァッ!!」
その為、俺の声が良く響く。
「騒ぐな!!」
走ってくる見張りの警察官。
バンッ―――
開いていた小窓も、激しく閉められる。
わずかに明るかった部屋も暗くなった。
だけど、苛立ちは消えない。
「クソ豚…殺す。」
低く吐き出した。
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