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レッテル 2

第15章 疑いと手枷



「宗次郎おるか?」

車を降りると、善治が見張りの男に尋ねた。

「お疲れ様です!!山代の"坊っちゃん"。」

「わかがしに山代の"坊っちゃん"が来たと伝えろ。」

「へい。山代の"坊っちゃん"ですね。」

一番したっぱらしき男が大きな家の中にはいっていく。

「"坊っちゃん"いうのやめれや!!」

叫ぶ善司。
眉間にシワが寄っている。

「何のようだ?山代の"坊っちゃん"」

「だから…坊っちゃんやめれや!!」

すると奥から宗次郎さんが出てきた。
いつもとは違う着物姿にドキドキした。
思わず見とれてしまう。

――女性の着物姿も綺麗だけど、男性の着物姿も色気があっていいと思う。

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