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レッテル 2

第15章 疑いと手枷


「晩飯はどうする?弁当を頼むことが出来るが――」

「いらねぇ。」

警察官の問いに即答する。


――こんなとこで飯食えるかよ。


ガシャンッ――


そう思っていると、閉められた重たい扉。


カチャカチャ―――


鍵をかけられた。
仕方なく床に腰かける。
鼻がマヒしたのか、だいぶ臭いになれてきた。

「はぁ……。」

口からでる深いため息。
彼女の事が心配でたまらない。


――たがらサツは嫌いなんだよ。

ろくに証拠もねぇくせに見た目だけで判断しやがって。


つーか、出れたら進藤の野郎ぶっ殺す!!


そう心に決めて目を閉じた。


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