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レッテル 2

第15章 疑いと手枷



「よっしゃ、オッサンが慰めたる。」

肩に触れる手。

――とうとう若がオッサン認めた!?

その場にいる山代組の誰もが思った。

「なに者やこの嬢ちゃん…。」

「ただ者やないな。」

「もしかして若の…。」

「でもどうみてもロリ…。」

「いや、最近のオッサン事情は―――」

ヒソヒソと山代組の人達が話している。
でも丸聞こえだ。

「やかましいわッ!!誰がロリじゃ!!んで、今ワシのことオッサン言うた奴出てこい!!半殺しにしたるわ!!」

「………。」

堪忍袋の切れた善司。
彼の叫び声に脅えながら男達は黙り込んだ。

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