• テキストサイズ

レッテル 2

第14章 喧嘩の渦


ゴォォオオオオ―――


道の先から、また数台のバイクが来た。


キイィィ―――


けれど、今度は通りすぎずにブレーキをかけた。

「宮田がいたぞ!!」

一人の男が叫ぶ。

「捕まえろ!!」

道の真ん中に堂々とバイクを止めたままこちらへ走ってくる男達。

「やっ、やばいんじゃないかな。」

慌てるあたし。
アタフタと挙動不審になっている。

「全然余裕。」

聞こえてきた声。
気付けば皆がいない。


「おらぁッ!!」

ドガッ―――

「ぅぐっ―――」

「え!?」

振り向くと喧嘩はすでに始まっていた。
/ 542ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp