• テキストサイズ

レッテル 2

第13章 恨みの連鎖



~♪~♪

「うおっ!?」

煙草を吸い終えると鳴り出した携帯。
静かな屋上に響く歌。
突然のことで驚いてしまった。

「ださ。」

隣で清治が笑っている。

「うるせー。」

そう言いながら取り出す携帯。

"拓"

スマートフォンのディスプレイに表示されている文字。

「どうした?」

電話に出た。

"山代組の奴等が学校に来てる。"

「なんで?」

"清治の事を探しまわってんだよッ!!"

キーン……

耳に拓の声が響く。
少し音量を上げすぎなのかも知れない。

"今、どこにいるんだ?"

「屋上。」

"1人?"

「いや、清治と。」

"なら、そこにいろ!!"

ブチッ―――

電話は一方的に切られた。

/ 542ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp