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レッテル 2

第13章 恨みの連鎖



やはり、ダチに相談するべきだったのか?


でも、自分の中の変なプライドがそれを許さない。


"素直になること。"


あながち、あの雑誌で書かれていたことは間違っていないのかもしれない。


「なれたら苦労―――」

「……なにが?」

「うおっ!?」

突然の声に驚く。
振り向けば、清治が立っていた。

「…この学校広すぎ。おかげで迷いまくった。」

キャップを脱いでガシガシと清治は頭を掻くと、再びキャップを被った。

「電話すりゃあよかったんじゃねぇか?」

「あー…忘れてた。」

そう言って、清治は俺の隣に座った。
俺はチラリとそれを見て空を見た。

「寒くないん?」

「別に。」

「ふーん。」

清治も空を見た。

「あんさぁ…。」

「なんだよ?」

「なんで、姉御と喧嘩するん?」

「…は?」

突然の問いに、俺は再び清治を見た。



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