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レッテル 2

第11章 漆黒の棺桶


「どうした?」

清に尋ねる俺。

「いや…お前等喧嘩したん?」

清が俺を見た。

「なんで?」

「だって、こいつ顔あざだらけだから。」

親指で清治を指差す清。
清治の眉間にわずかにシワが寄った。

「いや、ちげーよ。いろいろあったんだよ。」

「いろいろ?」

うつ伏せになっていた拓が顔を上げた。

「あぁ。昨日―――」

「そこ!!ホームルーム中だぞ!!静かに――」

「あ?」

騒ぎ始めた先公を睨み付ける。

「ハゲは黙れ!!」

叫ぶ清。

「すまん……。」

謝る先公。
クラスがシンッと静まりかえる。

「で、昨日――。」

俺は昨日起きた事を二人に説明した。
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