• テキストサイズ

レッテル 2

第11章 漆黒の棺桶


「どうしましたか?」

近くにいた駅員が近寄っていた。

「このオッサンが、俺の女に痴漢しやがったんだよ。」

不機嫌そうに誠也君が言った。

「痴漢?…あんたちょっと来なさい。」

「…おっ俺は何も――。」

駅員に連れていかれる男性。
まだ認めていない。

「あぁん?」

誠也君の目がギラリと光った。

「…痴漢しました。お願い!!早くつれてって!!」

「は?」

誠也君の般若の面のような顔を見た痴漢が、ひどく脅えだした。
駅員は訳の分からないというような顔をしている。
とりあえず彼等の後ろについて行った。


/ 542ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp