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レッテル 2

第10章 喧嘩王子




「あの…中学生の方はちょっと……。」

キャバクラ"アイリス"。

そこの入り口で止められる宮田。

「中学生は雇ってるくせになんか文句あんのか?」

宮田の目に力が入る。

「いや、しかし制服では――」

「あ?」

「だから制服では――」

バコォッ―――

「ふ…ぐ――。」

顔にめり込む拳。
倒れる男の身体。

「見た目で客選ぶのは良くないんじゃねーの?オニイサン。」

そう言って上から見下ろす。

「ガキがッ!!」

「調子のんな!!」

奥からぞろぞろと店の見張りが出てくる。
皆、強面で柄の悪い男達。

「だから、客だってわかんねぇの?」

そう言って鳴らす拳。

ゴシャァッ―――

「オベッ―――」

めり込むのに時間はかからなかった。


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