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レッテル 2
第10章 喧嘩王子
「先、風呂入るか?」
料理を作り終えた彼が言った。
「うん、今日は三人で入ろ。」
「え!?」
そう言って立ち上がるあたしに、二人が驚いている。
「どうしたの?」
そんな彼等を不思議そうに見た。
「いや…なんつうか……なぁ。」
「…うん。」
言葉を濁す彼等にますます疑問が浮かぶ。
「入らないの?」
「……入るよ。」
再び尋ねると、彼は頭を掻いて答えた。
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