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レッテル 2
第10章 喧嘩王子
「俺の授業では、どんなことも許さん。ふざけるのはもってのほかだ。」
表情を崩さずに目で睨む平部先生。
松崎君は激しく先生を睨み付けているがなにも言わない。
前やられた事で学習しているのだ。
次はアレが飛んでくると。
「わかったか?」
そう言って、再び黒板に文字を書き込む先生。
彼はそんな先生を後ろから睨み付けている。
なんにせよ助かった。
もう、あいつの話はしたくないから。
ホッとため息をつきながら、シャーペンを握りノートをとり始める。
なんだか、どこからか視線を感じた。
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