第9章 女子高生ハンター
「授業の資料を取るのに一人じゃ大変でね。」
薄暗い資料室。
そう言いながら隠れて閉める鍵。
――ヤれる……確実にヤれる。
起き上がる股間センサー。
興奮で息が乱れてる。
「そうなんですか。」
そう言って見せる背中。
長い髪の間から見える色っぽい首が誘っている。
と、自分の中の欲望を隠しきれない彼は今にもに飛びかかりそうだ。
「どこらへんに――」
「そんなのいいから……。」
振り向いた彼女に近付く橘。
「先生?」
資料が入っている棚に背を預けながら首を傾げる。
「…俺の事どう思う?」
彼女の耳元でそっと囁く声。
棚に預ける手。
上から彼女を見下ろす。
「どうって?」
首を傾げている彼女。
――じれったい。
橘はそう思いながらの顎に手を添える。
そして、近付く唇。
「せっ先生!?」
やっと理解できたが焦っている。
「静かに―――」
ドンッ――
そう言った瞬間聞こえてくる物凄い音。
ドアからだ。