第9章 女子高生ハンター
「。」
6月に入り、橘は初めて彼女に話しかけた。
「なんですか、先生?」
振り向く彼女。
"先生"という言葉に胸を踊らせる。
「夏服は可愛くていいね。」
半袖のカッターシャツから透けて見える下着に股間センサーが反応する。
"黒"
ゴクリ……
橘は生唾を飲んだ。
「え?」
は首を傾げて入る。
「ちょっと手伝って欲しいことがあるんだけど……いいかな?」
自分の最大の武器であるイケメン顔を存分に使い、の髪をしなやかに撫でる。
これで今までの女子高生は落ちた。
落ちないハズがない。
「いいですよ。」
しかし、彼女は笑っているだけ。
照れたようすもない。
さすが美女。
むしろ、その笑顔で此方が落ちた。
橘は頬を赤くした。