• テキストサイズ

レッテル 2

第9章 女子高生ハンター


「あの子は…ダメだ。」

女子高生ハンターの師である橘からでる弱々しい言葉。
橘の鼻から微量の鼻水が出ているのを金子は見逃さない。

ゴクリ………

金子の喉が鳴る。

「なぜです?あなたほどの人が……。」

真剣に橘を見る。

「悲惨なことになるぞ。」

気味悪く橘が笑っている。

「悲惨な事とは……?」

恐る恐る尋ねた。

「……知りたいか?」

「…はい。」

橘の言葉に金子は頷いた。

「…あれは"エ●スの悲劇"だ。」

振り向いた橘の顔から大量の汗が出ている。

「エ●スの悲劇?」

金子は首を傾げた。

「あぁ、あれは5月の終わり頃の事だ。」

ゆっくりと橘は語り始めた。



/ 542ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp