第9章 女子高生ハンター
女子高生ハンターにも先輩はいる。
それは学校一イケメン教師、
"橘 淳(たちばな じゅん)(28)"。
いつも、彼の周りには女子生徒の群れが出来ている。
それを見てはいつも憧れていた。
"自分もそうなりたい"
と。
放課後。
西陽が差し込む教室で、女子高生ハンターの講義が行われてている。
「先生!!喧嘩●売では背が低い程、えろ偏差値が高いて本当ですか!?」
生徒の椅子に座り、手を上げて発言する金子。
教師ではあるが、今は生徒なのだ。
「ふ…その通りだ。背が低い程、えろの偏差値は高い!!」
「マジっスか!!あれは本当だったんですね。」
橘の言葉に必死にメモる金子。
目は真剣だ。
「時に金子。お前が狙っている子は誰だ?」
ガラス越しに夕陽に目を向け、橘が尋ねる。
「学校一の美女であるです。」
金子はハッキリと答えた。
ガンッ――
すると、突然何かの音がした。
金子はゆっくりとノートから顔を反らし、橘を見た。