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レッテル 2

第7章 壮絶なる争い



「高嶋ァ!!」

叫ぶ藤崎。
彼もまた、限界だった。
怒りが恐怖を越えている。

「あ?」

高嶋の眼光が藤崎を射る。

「ぶっ殺す!!」

しかし、それに怯まずに飛びかかる藤崎。

「…うぜぇ。」

高嶋はそう呟くと、

ゴシャアッ――

飛びかかる藤崎を上から叩き潰した。
一撃で。

「あ…ガッ―――。」

地面に叩きつけられられる顔。
それに続くように落ちる身体。
ますます、兵隊達が顔を引き攣(つ)らせる。
幹部もまた同じ。
これで誰も動けなくなった。
皆、高嶋の"恐怖"そして"絶望"の鎖に縛り付けられていた。


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