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レッテル 2

第7章 壮絶なる争い



「まだ…わかんねぇだろうが。」

ユラユラと立ち上がる誠也。

「クズが……。」

歪む高嶋の顔。

「俺はぜってぇ勝つんだ!!」

再び拳を握る。
そして、打ち込む拳。
何度避けられてもやめようとしない。
だんだん、高嶋の心になんとも言えない苛立ちが沸き上がって来た。

潰す。

二度と這い上がって来れないくらいに。

振り上げた高嶋の拳。

ゴシャアッ――

飛びかかってくる誠也の顔面にめり込んだ。
勢いで地面に叩きつける。
吹き出す血。
アスファルトの上に染み出る。
ピクピクと身体は動いているが、起き上がれない誠也の身体。
極使天馬に絶望が走る。

「よえーよえー。」

高笑いする高嶋。
皆、恐怖で動けずにいた




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