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レッテル 2

第6章 挨拶参り



あれから何事もなく日々は過ぎていった。



ヴォンヴォオンッ―――

吹かすバイク音。
誰も近寄らない倉庫の周りに集まる多くのバイク達が、規則正しい音を出しながらアイドリングしている。

今日は集会の日。

高嶋のいない集会は、皆生き生きとしている。

「今日も派手に暴れッゾ、テメェ等!!」

誠也君が声を張り上げる。
あたしはその後ろで、彼の特効服の龍を抱え込むように彼に掴まっている。

「あったり前ッスよ!!」

叫ぶ兵隊。

「パクられたら笑い事じゃすまねぇゾ!!」

三善先輩の言葉にドッと笑いが沸き上がる。

え?何処が面白いの?

そう思うけど、笑っている彼等を見ると安心できた。
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