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私の初恋はあなたでした。

第1章 幼馴染み。



「おい、それに反仮面の女。」


「反仮面って、私のこと?」



どうやらユースタスは私のことを指したようだった。


「お前はなんなんだ。」


なんなんだって言われてもねぇ。

んー。

ここで名乗ったら困るしー。

黙ってたら怪しまれるだろうし。



「単なる冒険家。」


「そんな身なりのやつがただの冒険家か?」


するどいやつ。

まぁたしかに私の格好は、

刀や剣、縄を備えて、

言わば山賊並みの格好。


あ、一応海賊のほうなつもりだよ?

まぁ、海賊かって聞かれたら、

素直にうんとも言えないけど…。


「おぃてめぇ、聞いてんのか」


「あ、うん。聞いてるよ。
私の身なりなんてあなたに関係ない。
そんなことより、ここで暴れるのはやめてほしいの。
島の人も驚いてるし、怪我人も多少いるの。
それに、せっかくの休息を…」


ため息をつこうとしたときだった



「キッド!海兵が来たぞ。
したっぱだが、ここで下手に暴れて大物がきてもわらっちゃあ元も子もないだろう。
ここは一旦引こう。」


海兵だとー!?

また平穏がなくなるの!?

身を隠すのはもうたくさんなのに!!!





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