第4章 クリーミー系男子
「......何しよっか?」
「んー、ボーっと?」
ボーッと、って…
なんだそれ、と思いクスっと笑う
でも何にも喋らなくてもなんだか幸せだ。
私は近くに置いてあった雑誌を取り、パラパラと捲った。
チラ、と横目で彼を見るとじぃっと私を見つめていたらしく目があった。
「ふふ」
照れくさくなって笑うと彼もまた笑った。
「なんかする?」
私がそう問いかけると、待ってました!と言わんばかりの早い返答。
「え、いいの?」
「?いいけど...」
途端に緩くなる彼の顔
「あー、やっぱやめた。」
「ええっ!?」
そして急にこわばる顔。
なんて可愛いんだろう?