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[R18] 黒執事 (裏短編)

第5章 変貌 [劉]






**









真夜中、








二階の部屋で
寝ていると
一階の花屋から
物音が聞こえて








目が覚めた。








『…!??』








私は飛び起きて
一階を恐る恐る見に行った。








「二階だ…!!









あいつは二階にいる。」









彼の声だった。









あいつって、私のこと?









なんでこんな夜中に、









誰と話しているの?









色々な疑問を胸に、
とりあえず、
一階の物置に隠れる。








ドアの隙間から
様子を見ていると








なんだか、
貴族の使用人のような
綺麗な格好の人が
3人ほどいた。








そのリーダー役として
指示を出していたのは
私の婚約者だった。








『???』









どうなってるの?









何が起こってるの?









ドアから後退ると









ガンと









バケツの倒れる音がした。









3人がこちらに気づく。









段々と近づいてくる









キィと静かにドアがあいて









彼が入ってきた。









「…こんなところで
なにをしているんだ?…」








にこにこと笑顔で
じりじりと近づいてくる。








『…い、ぃゃ……









来ないで……』









私の足はすくんだままで、
動いてはくれなかった。









あっさりと
3人に捕まえられ








頭を殴られる。









私は意識を失っていた。









**









「ぐぁぁ!!!!」









「やめろ!!!!」









「なぜ、マフィアの幹部が
ここにっ!?!?」








「人のフィアンセを









傷つけておいて
よく言うよ~♪









私は、昔、彼女と約束してるんだ。









彼女は、
私に気づいてはいないけどね。」









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