第11章 戦場 [バルド]
おまけ。
「さん!
このお花の名前を教えてください!!」
「さん!
編み物教えてくれないですだか?」
「さん…
こちらのステーキ…
味の確認をお願いします。」
「。
今日は甘いものが食べたい…//」
使用人も坊っちゃんも
皆のことを
頼ってて
毎日忙しそうな。
でも、なんだか楽しそうだから
本当に安心だ。
でも、少しは俺の相手もしてくれねーとな。
『ふぅ、出来上がりっ!!』
最後に坊っちゃんのケーキを
作り上げて
汗を拭うポーズをとる。
『じゃ、これ
持ってって!!』
ニコッと笑って
皿に乗ったケーキを
俺につき出す彼女の頬に
クリームがついてる。
あー、もう可愛すぎんだろ。
「…ストップな。
ペロ…」
『んむぅ…/////』
「うま…ペロ」
舌舐めずりしながら
を見下ろすと
顔を真っ赤にして
口をパクパクして
驚きながら
『もうっ!
ばかっ…/////』
だってさ…。
あぁ…
なんか優越感。
感じてるわ。
今日は優しく…俺のことを
刻み込んでやるよ。
END