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[R18] 黒執事 (裏短編)

第4章 飼い主[ウィリアム]







『……そう……』









**









少し落ち着いて
リビングに入ると
もう真夜中で、









は机に突っ伏して
寝ていた。








ダイニングテーブルには
が作った
ごはんが置かれていた。










毎晩どこにいるんですか…









あの男は誰ですか…









この料理は誰に
教えてもらったんですか…








浮かび上がる疑問に
嫌な答えしか導き出せないまま
黙々とそのごはんを食べた。









**









次の日の晩









帰宅すると
がまだ帰っていなかった。








私は、今日、
が話をしてくれないなら








別れを切り出すつもりでいた。









妊娠もしていなかったし、
取るべき責任は
十分過ぎるほど取った。








この関係に愛がないと言うなら









早くに終わらせたい。









そう思ったからだ。









ガチャ…









『ただいまー!!









あれ?









ウィル帰ってたの~?









今日もちゃん
特製の晩御飯だよー♪』








普段通りの笑顔で
帰ってくる。








でも、私はこの笑顔に
不信感を抱かざるを得なかった。









「…ここに座りなさい。」









『…うん…?????









(なんだろ……









もしかして、プロポーズ!?!?///)』









「私の質問に









正直に答えなさい。」









『……うん…!!』









「昨晩、何処へいっていましたか?」









『昨晩…?









ど、何処にもいってない…;;;』









「嘘は止めなさい。









私は見たんですよ。









貴女が他の男性の車から
降りてくるところを。」









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