第4章 飼い主[ウィリアム]
『シたに決まってんじゃーん
男女が裸ですることなんて、
一つデショ?』
という返答が返ってきた。
やたらと
ニコニコしていたが、
俺は冷や汗が止まらなかった。
『…ウィル…??
おーい…
時間大丈夫ー?』
固まった私の
目の前で手を振る
彼女。
「はっ!
こ、こんな時間になってしまいました!!!
話の続きはまた
今夜!!!!」
バタバタと
構えてから
自宅を後にした。
『ふふっ…ラッキー♪』
まさか、
裸で寝てくれてるとは…
『それじゃあ
私はベタに片付けでも…
って、
部屋綺麗すぎでしょ。』
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「ただいま…
さん…??」
部屋の明かりが
消えていて
おかしいなと
思っていると、
『ただいまー♪』
と後ろから
声がした。
『ウィル♪おかえりなさーい!!!!』
そう言ってギュッと抱きついてくる
さん。
「ちょ、離しなさい!!!!//
何をしていたのですか?」
『んー?…
ふふ、買い物♪』
食料を自慢げに見せてくる彼女。
料理でも作ってくれるのでしょうか。
「そうですか、
キッチンのものは
自由に使っていただいて
構いませんので。」
スタスタと自室に入ろうとすると、
『ウィルってば、
私は料理できないよ?
だから、これで、
ごはんつくって♪』
実際は
こういうことだった。
「まぁ、貴女が料理できるなんて
思っていませんでしたけど。」