第4章 飼い主[ウィリアム]
人の家だということなど、
構わず暖房を勝手につける。
私は衣服をすべて脱いで
生まれたままの姿で
ウィリアムのベッドに
潜り込む。
至福のとき…//
布団からは
ひぃくんの匂いではなく
ウィリアムの匂いがした。
私の新しいご主人様だ。
ウィリアムの匂いは
心地よい眠りをさそった。
『…zZZ』
**
「…zZZ
ん…暑い…」
寝ぼけて服を脱いでから
自分の布団に潜るウィリアム。
すやすやと眠る
には気づかないまま
再び自分のベッドで
眠りについた。
**
朝
いつもの時間に
目が覚める。
パチ
「…ん…頭がいたい…」
久々の二日酔いに
反省しながら
起き上がると
『ん、んぅ…寒い……』
ギュウと腰の辺りを
抱き締めてくる
裸の女がいた。
「!?!?!?!?
な、ななななな…!!!!/////」
自分がパンツ一丁であることに
気づき嫌な予感が頭をよぎる。
『ん、…おはよ…ウィル…』
目をこすりながら、
大きな胸を
惜しげもなく揺らす彼女。
「こっ、これを
羽織りなさい!!!!///」
バスローブを彼女に
素早くかけ、
昨日のことを
思い出そうとする。
昨日の話を聞いてから後の
記憶が一切ない。
「わ、私、昨晩のことを
あまり覚えていないのですが…
私たち…その…あの…////」
その先を聞くのが怖くて
俯いていると。
『シたのかって??』
と、彼女が聞く。
コクッと頷くと
彼女は…