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[R18] 黒執事 (裏短編)

第3章 男と女[グレル]








朝目覚めると、
昨日いたグレルが
いなくなっていて、








真っ赤な美人さんが、
横で眠っていた。









「ん?









…ぁあああ!!!」









そして、はだけた服を
さっと着直して








凄く謝ってきた。









「申し訳ございません!!!」









『べ、別にいいよ…!!//









それより、
グレル…なんだよね?』









自分の姿を見て









また青ざめるグレル。









「す、すすすぐに、
着替えてきますので!!」







そう言って
部屋を出ていこうとするグレルを
呼び止める。








『待って!…









私、あなたがいい。









そのままのグレルが
綺麗で、かわいくて、
好きだよ…。』








男の人に可愛いなんて
おかしいかも知れないけど、








とても喜んでくれたみたいだから
良しとすることにした。








**









「お、お嬢様は
何で、男性恐怖症に?」








庭のベンチで
お散歩しながら








グレルと話をしていた。









私のこと、
グレルのこと。








『んー、









私、幼稚園のときに
好きな男の子が出来たの。








でもね、
私が好きになればなるほど









その子には嫌われちゃったのね。








だから、
なんだか自分が傷つくのが
怖くなっちゃって…』








幼稚園のときの
トラウマを話す。








「あー、ナルホドね…」









小さくグレルが
何か言ったように感じたが
話を続けた。








『だから、私は









自分から男の人を
避けるように生活してたの。








けど、今回はばぁやに
感謝しなきゃね。








私、男の人と
こんなに仲良くなれたの
初めて…!!!』








「そ、それはそれは
光栄です…」








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