第3章 男と女[グレル]
「えぇぇぇ!?!?
ア、アンタ誰よ!?!?」
つい、素が出てしまうアタシ。
さっきまでてを握っていた
ことは確か。
まさか、これが
!??
長髪なのは変わっていないが
体格や顔立ちは
まるで別人だった。
てか、性別変わってる。
『お前が新しい執事か。
なんだ、女々しい野郎じゃねえか。』
「何よアンタ。
の彼氏か何か
なわけ?」
野郎という言葉に
カチンときて
いつものアタシのままで話す。
『俺が…だ。
こいつは父親と母親が
死んだショックで
俺みたいな
ねじまがった人格を
作りあげちまったのさ。
性別まで変わるのは
よく分からんがな。』
「ハァ?
そんな話
聞いたことないワヨ。
ていうか、アンタ、
よく見たら男前じゃない?
どう?
私を抱いてみない…??」
は面食らったような
顔をしてから、
『ハッ…そう言うことかよ。
ばぁやもやるじゃねぇか。
の男性恐怖症を
治すためというのは
口実で
本当は
俺がこれ以上、
使用人達と遊ばないようにするためだな…』
『だが、残念。
俺は男でも
抱けんだよ…』
そして、は
どんどん近づいてきて
アタシに蕩けるような
キスをした。
「んっ…はぁン…///
ああン久しぶりすぎて、
興奮しちゃーうっ!!」
アタシはこの醜い
変装を脱いで
本当の姿をさらけ出し、
とのSEXにふけった。
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『んっ……
グレル…??』