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[R18] 黒執事 (裏短編)

第2章 王子サマ[ソーマ]






「辛いときも、








我慢させたな…








本当にすまん。







今日からは俺の胸でだけ








泣いてもいいんだ…」








ギュウと抱き締められた。








やっと
止まった涙がまた
溢れてくる。








『うっ……ぐすっ、








こわか…っ…た…ぐすっ…








ソーマさまぁ………っ









うぅ……』








「…///








お前との約束も







結局守れなかったし…








でも俺、お前にだけは
離れてほしくない。







絶対、俺のそばから
離れるなよ。」








そう、
ミーナの本性を知っていた私は
ソーマ様と"何があっても受け入れる。"
という約束をしていた。








ソーマ様はミーナのことや
アグニ様のことを
受け入れられず、
こんな事態にまで発展してしまったことを
深く反省しているようだった。








『いいえ、ぐすっ







ミーナ様のことを
大切に思っているのですから、っ







受け入れろという方が
無理なのですよ…。








それに、
離れろと言われても
離れるつもりはありません…//』








あくまで、
カーンサマーとしてという
つもりだったが、








「…。」







ソーマ様のお顔が近づいてきて








チュ…








キスされてしまった。








『っ…!!!/////








ソ、ソソソソーマ様!?!?////』








私は突然の出来事に
顔を真っ赤にして
後ずさる。








「ハハッ。








本当に可愛いなお前は。」








『だ、だって…////』






「大丈夫。








俺も何処へも行かない。








お前だけは絶対に
離さない。」







『っ…////////』









また涙が溢れそうになる。







こんな夢みたいなことが
起こる日がくるなんて。







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