第2章 王子サマ[ソーマ]
俺はお前より
ミーナやアグニを選んで
悲しませた。
お前は俺よりずっと
耐えていたのに
俺はそんなお前を
突き放したんだな…
ほんとにごめんな。
俺は夢中で走る。
さっきミーナがいっていた
大変なことというのが
すごくひっかかる。
間に合ってくれ。
**
『きゃぁ!!!??///
ヤメテ!
離してください!!!』
複数の男たちに
囲まれ
衣服を脱がされる
いつもはミーナが相手を
しているのだが、
今日は生憎
しかいない。
男たちは結束して
を襲うことにしたのである。
『やめ、…ほんとに、
やめてくださ…っ…//』
ポロポロと涙が出る。
結局騙されたのである。
「おぉっ、
泣いてる顔も可愛いね。
お兄さんたち
もっと泣かせちゃおうかな…」
男たちも
ゴソゴソと服を脱ぎだす
『ちょ、なにして…!!!?//』
男の裸体を見て
顔を赤くする。
まだ、シたことがないのだ。
ソーマ様のために、
のこしていたから…。
叶わない恋でも
夢はみたいものだ。
その夢が今、
壊されようとしている。
自分の体を這いずり回る手が
気持ち悪い。
『やめて!!!!!!
触らないで!!!!!!』
涙が止まらない。
怖い、
やめて。
本当に嫌なの。