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[R18] 黒執事 (裏短編)

第2章 王子サマ[ソーマ]






「助かります!!









ありがとう!!」









『けど、
王子はあれでいて
結構敏感です。








特に自分の使用人たちの
異変にはすぐ気づかれます。







バレるのも
おそらく時間の問題ですよ…』







「はい…わかっています。」








私はアグニ様の背中を
そっと見送ってから







ソーマ様の寝室へ戻った。








**








翌日も








ソーマ様は早くに
眠りにつかれた。







アグニ様はそれを
見計らって







外へと出ていった。








私がソーマ様の横で
明日の召し物を構えていると。







ガシッと手を掴まれた。








『えっ!??//








ソーマ様???//』








真剣な表情で
私をベッドに横たわりながら
見つめるソーマ様に
ドキドキがとまらなかった。








『起きてらっしゃ……』








「アグニは
毎晩どこへ行っているのだ。」







『…………ソーマ様…』







もう気づかれていたのですね。








さすがです。








でも、








『ソーマ様、アグニ様は
ミーナ様を探していらっしゃるのだと
思います。








何処かは分かりませんが。』








私はこう言うしかなかった。








「………








お前が嘘をついていることくらい








俺には分かるんだぞ。」








ソーマ様は少し悲しげな
顔をして
私の唇に手を触れた。







『っ……!!!/////








でも、言えません。








あの英国人の方々に
聞いてはいかがですか?』








冗談のつもりだったのに、








「そうか、








そんなこと
思い付かなかった!!」








と、足早に
応接室へと行ってしまった。








『はぁ……』









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