第11章 戦場 [バルド]
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さっさと汚れた体を
綺麗にして
髪をタオルで拭きながら
彼女のいる
ベッドに潜り込む。
彼女は
うとうとしながらも
俺を待っていてくれてみたいで
首がこくこくとなっている。
『バルドぉ……』
ぎゅうっと
俺の服の袖をつかむ。
「…////(可愛い///)」
俺はギューッと
そんな彼女を抱き締めて
寝転がった。
もともと暑がりだが、
風呂上がりということもあり
体温が凄く高くなってる俺は
のひんやり感に
心地よくなる。
『バルドは暖かいね…』
そう言って
ピトっと顔を胸元にひっつけてくる。
「可愛い…///」
『んぅ……zZZ…』
結構勇気を出して言ったのに
聞いてないとか……
でも、待っててくれて
ありがとな。
チュ…
「おやすみ。」
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朝、
目をさますと
は俺の腕の中にはいなかった。
寝室を出て
居間に出ると、
台所でせっせとご飯をつくる
彼女がいた。
寝起きの寂しさを
上書きするように
彼女を後ろから抱き締める。
「おはよ……」
『わぁっ!
おはよう…//』
邪魔なんて言いながら
顔を真っ赤にする。
朝から幸せだ。
『今日はお休みなの?』
台所に向かってそう聞く。
「あぁ。まぁな。
今日は病院行くぞ。」
『えっ!?!?
怪我してるの!?!?』
さっきまで、
背中を向けていたくせに、
急にこちらに顔を向ける。
イスに座って飯を待つ俺のもとに
近寄ってきたから、
俺はバッと抱き締めて