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[R18] 黒執事 (裏短編)

第10章 勝てない[アグニ]






我慢を強要するくせに、
動きを激しくして
意地悪するアグニさん。








どんな顔をしてるのかと
目をそっと開くと







気のせいかな…
優しい顔で笑っていた。








きゅぅっと胸が苦しくなる。








「あっ、そんな…








締め付けないで…くださ…っ//」








『あっ、んんっ、








ごめんなさいぃ…////








でも…ぅぅ…っ////』








今の…私に向けられた笑顔じゃなくても、








素敵だったんだもん…








「ほら、








もっと、感じて…」








ぐちょぐちょという音が
自分の中から聞こえる。







『ああんっ////








もう、だめぇ!!////








イっちゃう、イっ、イきますぅ////』








顔の横にある
アグニさんの腕を
がしっと掴んで







イかせてと
懇願すると、








「うっ、仕方…ありません、








イってください…








っっ、ん…」







『アアッ、やらぁっ////







もっ、あああああっん////』








ビクビクッ、








私の中が絞まると








「あああっ///」








アグニさんもイった。








そのあと、








『ハァ…ハァ…』








「ハァ………」








お互い息を整えると








アグニさんが
私をギューッと抱き締めて








「王子…//」








とだけ
言って、寝てしまった。








『っ………』








「…zZZ」









途中の笑顔も
この行為も全部ソーマ様に
向けられたものなんだって
わかってたはずなのに…







期待してなかったのに…







なんでこんなにも辛いのかな…








やっぱり。勝てないや。









END








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