第10章 勝てない[アグニ]
「…??」
『や、優しく…してくれませんか?
その、痛くて…
ごめんなさ…ぃ…』
アグニさんを
懇願するように見つめると
予想外の反応だったのか
目を丸くして驚く。
「……まぁ、
声を出されても困りますから…」
普段のように
敬語になって
少し落ち着きを取り戻してくれた
様子だった。
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『あっ、やぁ……んっ』
昨日とは違って
胸やらアソコやらを
ねっとりと愛撫するアグニさん。
私はアグニさんが
私のことを見てくれなくても
こうやって交わるだけで
十分なのだと
自分に言い聞かせた。
「気持ち良さそう…ですね…
別に貴女を抱いてるわけではありませんよ?」
『アっ、分かってま…す////
ごめんなさ…///
昨日の熱が…まだ
残ってて…//』
上に乗るアグニさんを
見つめながら
お腹の辺りをさすると
「ふっ……」
不適な笑みを見せて
ぐちゅりと挿ってきた。
『ぃぁぁあっうううっ//////』
悲鳴をあげそうになると
口を手で塞がれる。
『んぅ…っ///』
目に涙がたまって
苦しくなる。
「あぁ…ソーマ様…っ///」
また目を閉じて私を
犯すアグニさん。
でも、昨日のような
暴力的なレイプではなく、
優しくじわしわと
体にはいりこんでくる
セックスに似たレイプだった。
『ふ…っぅ…ああっ…///
アグニさぁ…だめぇ…////
ん、も…あんっ///』
色んなところを
一緒に触られて
奥を突かれて
私は限界だった。
「っ、もう…少し…
我慢しなさい。」
『うぅ…ひぁんっ////
むりぃです…っ…今、動かないで…っ////』