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[R18] 黒執事 (裏短編)

第9章 死神より死神[葬儀屋]





それから
彼女の店で、
手当てをしながら話を聞いていた。








本当は最初出会ったときから








小生の容姿が好きだったこと。







最初にじっと見ていた時だねェ…








彼女の目は小生の髪の毛で隠れた
部分もお見通しだったらしい。







それから、
弟子にしてくれと
頼んだのを断ったのも、







ドキドキして、
仕事に集中出来ないと思ったからだとか。







それから、
小生と過ごす毎日が
しあわせで、







仕事のことを小生に引き継ぐ作業を
疎かにしていたことを
誘拐事件のときに
悔やんでいたんだとか…








それから
小生が告白言い逃げを決め込んでから







会えない毎日に、
ずっと悩んでいたんだとか。







それから、これまで以上に
仕事に打ち込み、







最近は出張サービスまで、
し始めたんだとか。







小生には
信じられない発言の
オンパレードだったけど、







彼女の真っ赤に染まった
顔を見ていると
自然と信用できた。







『っ、だから…その…///








私は…っ、








お、お前が……っ…//』








あー、やっと告白だァ…








長かったな…ここまで。








けど、の口は
"す"という形で止まってしまう。







『す…』








「す…??」








小生は意地悪く、
聞き返す。








『す…』








「す…???」








**








3時間が経過した。








「ねェ、まだァ…??」








『う、うるさいっ、








い、言えるかよ…








そんな、恥ずかしいこと。』








「えーー、








じゃあいいよ、








その変わり、
キスって10回言ってみて。」








『キス?あぁ。








キスキスキスキスキス
キスキスキスキスキス……








これでいいのか?』







「ヒッヒッヒ…








言えたじゃないか…








9回も//」








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