• テキストサイズ

[R18] 黒執事 (裏短編)

第9章 死神より死神[葬儀屋]








カランカラン…








死神図書館へ向かった。








**








アリー…アリー…








彼女の言っていた名前の
シネマティックレコードを探す。







あった、








アリーという名前が書かれたものは
5冊ほど。







死体の写真を探すと、
確かにいた。








小生はこのとき、
ゾクゾクしたねェ…







手紙を書くペンだこから
名前を当てるなんて…








それから
シネマティックレコードを
持ち帰って
中を見たけど、
彼女の言っていた内容そのものだった。








**







小生は
再び彼女の店へ来ていた。







カランカラン…








また彼女はじっと
置物のように座っていた。








「ヒッヒッヒ…








やっぱり、








諦められなくてねェ…








来ちゃった」








『帰れ。』








それでも小生は
冷たい彼女に
ベタベタとくっついていた。








彼女も自然に、
その環境に慣れ、







幾度か、
そのシゴトについて
教えてくれた。







そんなある日…








店へ行くと、








カランカラン……








『今日は、何やらファントムハイヴ家で








パーティーを行うらしくてな。








常連客だから、
愛想振りまいておく必要がある。』







と、仁王立ちで立つ。








「ヒッヒッヒ!!!








ヒャッヒャッヒャッ








…っ…ヒッ…








笑いをとりにいくのかい?」








小生はそのあまりに酷い格好に
涙が止まらなかった。







『んなっ…!!///








仕方ないだろう!?!?








パーティーなんて行ったこと…』








薄々気づいていたけど、
この娘…検視以外のことは
アホの子だなァ…。







小生は威嚇する彼女の手を引き
彼女が生活している部屋まで、
連れていった。








/ 154ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp