第8章 白い人[アッシュ]
「えっ、…///」
『い、今してるんですけど、///
もっと言うと、
本人に恋愛相談しちゃいましたね;;//』
「…//
そ、それじゃあ、
あったことはあると思う
と言っていたのは、
なんだったんでしょうか。」
前に相談を受けたときに言っていました。
私は彼女を見ていたことはありましたけど、
会ったことはなかったはずでした。
だから、私ではないと
確信していました。
『覚えていませんか?
私もハッキリとは覚えていないですけど、
父と母が死んだ日、
私は貴方の手を握っていた
気がするんです。』
燃える家を見て
一粒の涙を流す彼女の手を
握っていました。
「…わ、忘れていました……//」
私たちはそれからも
今までのことや
自分達の気持ち
沢山話をしました。
**
彼女は退院をして、
店を再オープンしました。
私は窓の外から見守るのを止めて、
彼女の手伝いをすることになりました。
夜になると、
二人で星を眺めて
寄り添います。
私は彼女を抱いて
空へ羽ばたき、
経験したことないであろう
デートを沢山しました。
彼女も沢山喜んでくれました。
**
『あの、アッシュさんは…
私と、その、キス…
したい…ですか?』
デートからかえって
お風呂に入って
布団に入る彼女が
顔を真っ赤にして聞いてきました。
「あ、当たり前じゃないですか…////」
『あ、あの…っ、わたし…っ////』
OKサインをすかさず
感じとり
肩をがしっと掴み
強引に唇を奪う。
「んっ…///」
『んんっ、///』
啄むような軽いキスから
どんどん、深い
大人のキスへ変わっていく
くちゅくちゅと
音をたて
彼女の舌を私の舌が追い回し
捕まえて、吸いとる。