第5章 お仕事
リヴァイの後を追って、いくらか過ぎた頃、周りの景色はすっかり活気ある町中に変わっていた
パン、野菜といった食材から、服、雑貨といった物まで、店が並び活気に溢れている
日本とあまり変わらないなぁーーと、日本の商店街を思い出しながら、リヴァイに離されぬよう着いていく
道中、リヴァイとの会話はなかった
まぁ、話す事なんてないし、そもそもまた蹴られたらたまったもんじゃない
先程の蹴りを思い出し、僅かに右足が傷んだ
「ぐずぐずするな、ノロマ」
あっちにこっちに、気をとられていると、リヴァイはあるお店の前で足を止めた
見れば、雑貨屋の様だ
生活用品からちょっとした服まで、なんでもあるように見えた
リヴァイはそのまま店の中に入っていったので、私も慌てて彼に続いた